夏の足元にご用心!【白癬菌(はくせんきん)】ってナニ?
2025/07/03
こんにちは!ネイル講師の田崎です。
梅雨も明けて夏到来!サンダルや素足でお出かけしたくなる季節ですね🌞
でも、この季節になるとひそかに増えてくるのが・・・そう、*【白癬菌(はくせんきん)】という見えない敵です。
「え?それって水虫のこと?」と思ったあなた。
その通りです!
今回は、水虫=白癬菌とはどんな菌なのか?
そしてこの時期だからこそ、気をつけたい 足裏の角質や爪のトラブルとの関係も含めて、分かりやすくお話ししていきますね。

◆ そもそも白癬菌ってなに?
白癬菌は、【真菌(しんきん)=カビの仲間】です。
でも、食べ物に生えるカビとは違って、人の皮膚や爪、髪の毛などにある“ケラチン”が大好物。
いったん皮膚や爪に住みつくと、そこに居座ってジワジワと増えていきます。

◆ 白癬菌に感染するとどうなるの?
白癬菌は、感染する場所によって、呼び方も症状も違うんですよ👇
*足の裏や指の間➡足白癬(あしはくせん)・水虫…かゆみ、水ぶくれ、小さい水疱、皮むけなど
*爪➡爪白癬(つめはくせん)・爪水虫…爪が白く、黄色く、濁る、厚くなる、ボロボロになるなど
*足裏の角質(主にかかと)➡角化型足白癬(かくかがたあしはくせん)…かゆみは少ないが、硬くなったりひび割れたりなど
*体や頭など➡たむし・しらくも…赤く円状の発疹、かゆみ、脱毛など
そしてこの中でも特に、足裏や爪が感染すると厄介なんです!
◆ 足裏や爪が白癬菌に感染すると、どう厄介なの?
※実は…足裏は角質が厚く、白癬菌にとっては天国!
- 古い角質が溜まっていると、そこに白癬菌が潜り込んで居座りやすくなります。
- かゆみが出にくいため、自覚しにくく発見が遅れがち。
- 見た目は「乾燥してるだけかな?」と思いがちでも、実は白癬だったというケースも。
特に「かかとがガサガサで固い」「足裏の皮がむけやすい」「かかとがひび割れて治らない」という人は、角化型足白癬の可能性もあるので注意です⚠️
※白癬菌が爪に入り込むと、爪の奥深くまで菌が住みつきます。
- 爪は皮膚と違って厚く硬いので、外用薬が届きにくく、治るのに数ヶ月〜1年以上かかることも。
- 治ったように見えても、菌が奥に残っていて再発しやすい。
- 足白癬とセットで感染していることが多く、足裏を治さないと爪に再感染することも。
爪が濁ってきたら、早めに皮膚科でチェックしてもらうのがおすすめです。
◆ 夏は白癬菌が活発になる!
高温多湿な夏は、白癬菌にとっては快適な季節☀️
さらにこんな場面で感染しやすくなります:
- 銭湯やプール、ジムで裸足になる(脱衣所やプールのマットが危険!)
- 家族に感染している人がいる(みんなで治さないと、ピンポン感染しちゃう!)
- スリッパやサンダルの共有
- バスマットやタオルの共用
- 一日中蒸れた靴の中で過ごす
- キャンプや海辺など、水に濡れたまま過ごす時間が長い
自分では気をつけていても、共用スペースで菌を拾ってしまうこともあるので要注意!

◆ 予防のポイントは?
✔️ 毎日足を洗ってしっかり乾かす(特に指の間)
✔️銭湯、プールやジムでお風呂に入っても、帰ってきたら足を洗う
✔️足を洗ったりお風呂上りには、クリームなどで保湿する
✔️ 通気性のいい靴や五本指ソックスを選ぶ
✔️ 家族とバスマット・スリッパは別にする
✔️ 足裏の角質を定期的にケア(削りすぎはNG)
✔️ 爪を切るときは清潔な爪切りを使う
◆ もしかして白癬かも?と思ったら…
- 市販薬で様子を見るのも一つですが、まずは皮膚科で診断を受けるのが安心です。
- 白癬菌は見た目だけでは判断しにくく、汗疱や湿疹とそっくりのことも。
- 特に足裏の角質が硬い、乾燥してひび割れてる、爪に変化が出ている人は、専門的な治療が必要な場合もあります。

◆ 最後に|気づかないままうつしてるかも?
白癬菌は、自分では症状がなくても 他の人にうつすことがある菌です。
家族や大切な人を守るためにも、
「ただの乾燥」や「爪の変色」だと思わず、夏の足元ケアを少しだけ意識してみてくださいね🌿
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